小さなキウイのブログ

映画の感想などを書いています。

1話30分の韓国ドラマ【今日は少し辛いかもしれない】最後の食卓の記憶

(2022年/韓国/1シーズン)

監督:イ・ホジェ

キャスト:ソン・ハッキュ  キム・ソヒョン

あらすじ

大学講師の夫チャンウク、出版社の社長として忙しく働く妻ダジョン。大学受験を控えた一人息子のジェホ。

ある日、妻ダジョンが末期の癌であることを宣告される。

 

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感想

1話30分という短さ。空いた時間にちょうど良い感じだった。

がんを患った妻のために、料理経験ゼロの夫が作る物語で、食べたことのない韓国料理がたくさん出てきて、とても美味しそうだった。気づけば心に染み入るようなドラマだった。

 

今まで包丁も握った事もない夫チャンウクが、病気の妻のために、食事を作る。

無塩のチャプチェ、たくさんの野菜をいれ長時間煮込んだスープ、昔チェジュ島に、旅行へ行った時に食べた思い出の味のトムべ麺など。

どの野菜も何かに効く。たくさんの野菜を入れて、少しでも元気をつけてくれればと願う。

 

高校生の息子ジェホ。家を出て行った父が急に帰ってきて戸惑う。自分たちを見捨てて家を出て行ったのではないかという思いもある。

 

妻の、ダジョンは、出版社の社長として忙しく働いていた。病気が分かった時、「誰に看病をしてもらうか」を考えた時に、一番に頭に浮かんだのは、あんなに傷つけ合った夫だった。

 

 

ぎこちないながらも3人で食卓を囲む。

もうダジョンは長く生きられない。

けれど、今までこんな風に幸せを感じたことがなかった。

ペースをゆるめて、カタツムリのようにゆっくりと。

ただ何でもない食事をする、この瞬間が本当に幸せだ。

そして、その幸せのなかには、切ない悲しみがある。

もう最後かもしれない。

次はもう来ない。

 

時には疲れ、イライラもする。衝突もする。

そんな日々もいつかとても懐かしく、幸せな時だったと、思い出すのだろうか。そう考えさせられる作品だった。

 

★★★★★(満点5)個人的満足度です

 

 

 

 韓国映画【シュリ】レビュー

1999年 韓国 2時間5分

 

監督 カン・ジェギュ【ブラザーフッド】

キャスト ジュンウォン⋯ハン・ソッキュ【8月のクリスマス】

ミョンヒョン⋯キム・ユンジン【国際市場で逢いましょう】

イ・ジャンギル⋯ソン・ガンホ【パラサイト 半地下の家族】

あらすじ

韓国の捜査官ジュンウォンは、北朝鮮の凄腕スナイパー(バンヒ)を追う中、あるテロ計画に直面する。

しかし、長年追い続けていたスナイパーの正体は、結婚を間近に控えた最愛の婚約者ミョンヒョンだった…

感想

韓国では1999年に大ヒットし、日本では2000年に公開され大きな話題となった。この映画がきっかけとなり、のちの韓流ブームにつながったと言っても過言ではないらしい。そういえば私の若い頃、韓国映画ブームだった。【猟奇的な彼女】とか好きだったなあ。

【シュリ】は権利上の問題があり、長年上映も配信もできずにいたが、ようやく複雑な権利問題がクリアされ25年ぶりに再公開につながったそうだ。

 

私は家でゆっくりと観た。映画館で観たら迫力があって最高だったんだろうなあと思う。でも今の私は、映画館に行くのは子どもの世話があって行けないから、好きな時に家で観れるのはありがたい。

 

 

さて、映画の話に戻って、ジュンウォンとミョンヒョンは、もうすぐ結婚を控えていた。ミョンヒョンは、ジュンウォンのために料理をして、洗濯物を取り込みながら、「一緒に住んだら、鳥を飼おう、朝目覚めたら鳥の鳴き声が聞こえてさみしくないね、」と話している。ミョンヒョンは、二人で過ごす未来が来ないことをはっきり分かっている。幸せなのに、悲しそうだった。

 

ミョンヒョンは北で壮絶な訓練をし(冒頭の訓練のシーンは残虐で恐ろしかった、)、工作員のボスに、家族に会いたいと言っていた。多分長い間会えない、会わせてもらえなかった、もし自分が裏切ったら家族はただでは済まされないだろう。

そんなミョンヒョンにとって、ジュンウォンと過ごした1年間が、何よりも幸せな時間だったんじゃないだろうか。だがミョンヒョンは任務を遂行しなければいけない。最愛の人を殺すなど、ミョンヒョンにはどうしてもできない。

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映画の中で、キッシンググラミーという魚が出てくる。この魚は、つがいで、片方が死ねばもう片方も後を追って死んでしまうそう。あなたがいなければ私は死んでしまう。まさにミョンヒョンの心を表しているようなそんな風に私は感じた。(キスをしているように見えるけど、実際は戦ってるらしいけれど…)

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最後のシーンで、ジュンウォンはチェジュ島の療養所の、海の見えるベンチに座りながら、本物のミョンヒョンとお姉さん(バンヒ)の話をする。箸を使うのが下手でよくこぼしてハラハラしていた。以前食事をした時、ミョンヒョン(バンヒ)が同僚の服を汚してしまった事を懐かしく思い出す。ジュンウォンは、工作員ではない、素の彼女の事を思い出す。ミョンヒョンはこの世にはもういない。映画の主題歌「When I Dream」のあなたはいない、でも夢ではあなたに会えるという歌詞が切なかった。そしていつか現実に、南北を自由に生き来できる日が来るのだろうか。

 

 

★★★★★5  (個人的評価です)

アクションコメディ【ザ・スパイ・シークレット・ライズ】

映画(2013/韓国/2時間10分)

キャスト チョルス:ソル・ギョング(オアシス) ヨンヒ:ムン・ソリ(オアシス)

監督 イ・スンジュン



あらすじ

韓国の諜報員であるチョルスは、完璧なスパイとして国の任務を遂行する一方で、正体を隠しており、妻のヨンヒの前では平凡で妻に頭が上がらない夫である。 

ある日、北朝鮮の高官を乗せた飛行機が撃墜され、核物理学者である高官の娘ペクも何者かに狙われる事件が発生。チョルスは真相解明のためタイのバンコクへ向かう極秘任務を受ける。

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感想

映画オアシス(2002)のソル・ギョングムン・ソリの再共演ということで2人の息はぴったりだった。

北と南のシリアスな物語だと思って見たけれど、予想外で、コメディとアクション満載の映画だった。

私は爆笑しながら、楽しめた。こんなスパイ映画もありかも。

 

★★★★4(個人的評価です)

沼にハマる!【ソンジェ背負って走れ】

 

韓国ドラマ 2024 /全16話

 

 

キャスト 

(ソンジェ)ビョン・ウソク (ソル)キム・へユン

ストーリー

推しのソンジェの訃報に悲しむソルが彼を救うためにタイムスッリップして奮闘するファンタジーロマンス。

 

話題になった韓国ドラマ「ソンジェ背負って走れ」、遅ればせながらU-NEXTで視聴しました。

 

感想

1.ソンジェとソルのカップルが最高

なんと言ってもソンジェがめっちゃかっこいい、そしてソルがめっちゃかわいい 身長差約30cmのカップルがお似合いで爽やかで良かった

 

2.音楽が良い

 i-dleのミンニやシンガー・ソングライターの10cmなど、他にもたくさんの歌手が歌っていて、本当に豪華。ドラマのここぞという良いシーンで音楽が流れてきて美しかった。

ソンジェ背負って走れのOST(オリジナルサウンドトラック)はおすすめ。私は車の中でよく聞いてます。

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3.ラブコメのコメの部分も面白い

ラブストーリーなんだけど、それだけでなくコメディの部分も面白くてそこも楽しくみれた

 

 韓国ドラマは現実を忘れられる、そんな魅力がある。現実の嫌なことも、ドラマを観ている間だけは忘れられるというか。

ただ自分はダメ人間なので、ついイッキ見してしまうので(後で寝不足になって激しく後悔)、それが難点ですね。

★★★★⭐︎ 4(満点5)個人的評価です

 

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感想(8件)

激動の時代を生き抜いた【国際市場で逢いましょう】

映画(2014/2時間10分/韓国)

監督 ユン・ジェギュン

キャスト ドクス⋯ファン・ジョンミン

     ヨンジャ⋯キム・ユンジン

あらすじ

戦争で父と妹と生き別れた少年ドクス。父との「国際市場で逢おう」という約束を胸に、一家の家長として西ドイツ出稼ぎやベトナム戦争の危険な戦場へ。激動の時代、家族のために自らを犠牲にして懸命に生きた一人の男の物語。

 

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感想

U-NEXT で視聴しました。

 

壮絶な別れ、父との約束

朝鮮戦争下の緊迫した避難のシーン。幼いドクスが妹のマクスンに「これは遊びじゃないんだぞ。にいちゃんの手を絶対離すんじゃないぞ。」と強く言い聞かせる。

中国軍から逃れ、必死に海を目指す人の波。やっとの思いで米軍の貨物船に架けられた縄はしごに手をかけ、あと一歩で船に乗れる、その時に、おぶっていた妹は周りの人に引っ張られてしまい、ドクスは妹の手を離してしまう。

泣き叫けぶドクスに父親が残した言葉。

「俺がいなければお前が家長だ。家族を守れ」そう言い残し、父親は妹を探しに人波の中へ。

映画の序盤でのこのシーン。まだ始まったばかりなのに…泣けてきた。

あの壮大な船のシーンは、圧巻でした。

 

夢を捨て、家族のために生きた男の人生

激しい時代の荒波に揉まれながらも、ドクスは父親との「約束」を胸に刻み、一家の家長として家族を守るため、まさに身を粉にするような人生を送る。

本当は勉強して大学に行き、船乗りになりたかった。けれどその夢はあきらめ、弟や妹のため、母のために、自分の人生を犠牲にし、西ドイツの炭鉱、ベトナム戦争の戦場へー言葉では言い表せないほど孤独で過酷な戦いだったと思う。

ベトナム戦争のシーンでは東方神起のユノが出てた!私昔からファンなんです。兵士役で頭に草をいっぱいつけてて最初分からなかった。短い出演シーンながら主人公ドクスにとって忘れられない大切な人の役だった。)

 

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涙の告白、心の解放

(ここからは少しネタバレを含みます)

 

長い年月が経ち、妹のマクスンとは劇的に再会できたものの、父との再会は叶わなかった。国際市場の店を手放すと決めたドクスが一言。

「本当につらかった」

この一言に、彼の人生の全てが凝縮されていると感じた。妹の手を離してしまい、父と離れ離れになってしまった事への罪悪感、そして父の代わりに家族を守り続け必死だった、不安だった。

彼1人ずっと抱え続けてきた重たいもの。店を手放すという決断は、その重荷からようやく解放され、自分自身のつらさを認める瞬間だったのかもしれない。

 

 

★★★★★5   /満点5 (個人的感想です)

 

ジーン・ハックマンがなつかしい【カナディアン・エクスプレス】

映画(1990/アメリカ/1時間39分)

キャスト:ジーン・ハックマン、アン・アーチャー

監督:ピーター・ハイアムズ

 




あらすじ

物語の主人公は優秀な検事コールフィールド(ジーン・ハックマン)と、偶然殺人事件を目撃してしまった女性キャロル(アン・アーチャー)。

検事コールフィールドは、殺人事件の裏にいる巨大犯罪組織を追っており、キャロルの証言こそが、彼らを追い詰める唯一の手がかりだった。

しかし、組織は目撃者であるキャロルを抹殺しようと、彼女の隠れ家を武装へりで襲撃。

コールフィールドは間一髪でキャロルを救い出す。

2人は追っ手から逃れるために、カナダの大地を走る特急列車「カナディアン・エクスプレス」に飛び乗る。果たして彼らは無事にたどり着き、組織を壊滅させることができるか?

 

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感想(0件)

感想

小学高学年か、中学生くらいだったと思う。実家で衛星放送?ケーブルテレビ?だったか、ムービーチャンネルがあった(記憶おぼろげ)1日中色んな映画を放送していて、私はそれを観て映画が好きになった。

その時カナディアン・エクスプレスもやっていて面白かったなあと記憶していて、いつかまた観たいなと思っていた。

 

UNEXTを見ていたら、カナディアン・エクスプレスを配信してる!ジーン・ハックマン懐かしい〜 これは見るしかない。

 

なんだか思い出の小箱をそっと開けるような、懐かしさとワクワクした気分と

子どもの頃観た感動とは違うかも、がっかりするかもとかちょっとドキドキしつつ⋯

見た感想は⋯

シンプルなストーリーながら、緊迫感が巧みに描かれていて、今でも面白かった!

密室の列車の中でどうやって逃げ切るんだろうと、ハラハラドキドキだった(昔観たのにすっかり忘れてる笑)。

アクションシーンも見どころ。ジーン・ハックマン熱演してます。

★★★★4 (満点5)個人的評価です。

 

ドキュメンタリー映画【星の子アルフェ】

星の子アルフェ(2012制作・カナダ・82分)

監督 ユゴー・ラチュリップ

監督ユゴー・ラチュリップが、遺伝子障がいのある自身の娘アルフェとの日常を描いたドキュメンタリー映画

 

10年くらい前に、たまたまテレビをつけたらNHK で放送していた。

2013年、NHKが主催する教育・教養番組の国際コンクール(日本賞)で福祉教育カテゴリー最優秀賞を受賞。

 

 アルフェはスミス・レムリ・オピッツ症候群という遺伝子の障がいがある。障がいによる口の形状と低緊張のため、上手に話すことができないが、無邪気で天真爛漫でかわいい女の子だ。

5才になり、幼稚園の普通クラスに入れたかったが、役所からは知的障がいの学校を勧められる。家族は悩んだ末、母の故郷のスイスに一年間移住して、ゆっくり娘の成長を見守ることを選択する。

 

移住したスイスのアルプスの村がとにかく美しい。雪化粧した山々、青い空。歴史ある古い教会、お城、農場、この世の物とは思えないような夢みたいな風景が広がっている。

 

そして音楽、映像、ナレーション(フランス語は私は全然分からないけれど、フランス語の響きが耳に心地良い)。映画の雰囲気がすごく好きだ。

 

アルフェの心の中に広がる色鮮やかな世界、草原を走るオオカミ、冷たい海を泳ぐイルカ…絵本の中の登場人物たち…聞こえる音や、光、匂いを全身で感じ取っている。深い森を歩くアルフェは想像力でいっぱいだ。

 

 

冒頭のインタビューで、監督である父ユゴーが、この映画は娘へのラブレターのようなもの、贈り物のようなものだと語っている。アルフェへの深い愛情と葛藤が伝わってくる。

病気への不安、たくさんの課題やリハビリ、友達にいじめられたり、大人の女性たちに笑われることも。きれいごとだけではない、現実的な厳しさも描かれている。

 

何気ない日常のドキュメンタリー映画で、もしかしたら人によってはつまらない、物足りないと感じるかもしれない。エンターテイメント性は高いとは言えないかもしれないけれど、私にとっては特別で静かに心に響く映画だ。

 

自分の事を書くのもどうかとも思うのだけれど、私にも障がいの娘がいる。重ねて見てしまう。娘がまだとても小さい頃、初めてこの映画を見た。録画をしていて、今も時々見たくなっては見ている。もう何度見ただろう。

 

 

あれから10年ほど経ち、その後アルフェは今どうしているのだろうとずっと気になっていた。監督のインスタがあってのぞいてみたら、20歳くらいかな、まぶしい笑顔のアルフェがそこにいた。元気そうでうれしかった。

★★★★★5    / 満点5 (個人的評価です)